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今朝はミルクティーを飲んでもそれほど口蓋の痛みを感じなかったので、これは大丈夫かもしれない、と期待して矯正歯科へ向かった。

ミニーに案内されて診療台に座っていたら、院長先生登場。「あ、Kayさんね。この間ホールディングアーチを成形したら、痛くなったらしいね。ごめんねー」とまずは謝罪。軽く謝られてなんだかおかしい。早速、この間副院長先生が表面を直してくれたホールディングアーチ（HA)を口蓋にあわせる。痛みはない。安心。「ん。外しとったから、ちょっと形が。大丈夫かな」と独り言を言いながら、先生はぐいっと奥歯のバンドにHAをはめる。2日外していただけで、やはり口の中の形状が変わったらしく、また外して針金の部分を加工する先生。すごいなあ、歯の動きというのは。

はめては外し、というのを2回して、「どう、痛くない？」と確認。この間のような引っかくような痛みは全然無い。安堵感で一杯。前は本当に痛かったのよ。「大丈夫です」と頷くと、先生はミニーに舌側にもHAにパワーチェインを引っ掛けるよう指示。これで抜歯後の隙間は、表と裏の両方からパワーチェインで引っ張るのでダブルパワーとなる。

そのパワーチェインの加工をしているミニーに、「手芸とか細かい作業がやっぱり得意なんですか」と聞いてみると、「全然」と笑う。矯正歯科の衛生士になって1年くらいして、「自分は器用ではないかもしれない」と気付いたと言ってさらに笑う。「でも、人よりは時間はかかったと思いますが、慣れれば出来るようになりました」とのこと。せまい口内で細かい作業は大変でしょうねえ、と言うと、「それが、すごく大きく見えるようになるんです」と言う。なるほどー、おもしろい。「ズームって感じ」と笑うミニー。「じゃ、オートズームみたいにはっきり大きく見えるわけですねえ」と感心する私。ミニーの目ん玉が、口の中を見るときにギューンと飛び出して、ジーッ、ジーッとフォーカスをあわせるのを想像してしまった。「プロだわー」と言うと笑っていた。

パワーチェインの準備が出来て、HAにひっかける。うひょー、I do feel the pressure. 2日フリー状態だったので、やたらときつく感じる。「多分、また歯が痛くなると思います」とミニー。「既に痛いです」と苦笑。

またHAの具合が悪かったらすぐ言ってください、ということで今日は終了。次回は30日の予約ですよね、と診察券を私に返しながらミニーが聞くので、そうだったっけかな、と思いながら、診察券の裏に書いてある予約表を見ようと裏返した。「あれ、予約の日を書いてなかったですか」とあせって言うミニー。「いえ、ちゃんと書いてあります。30日です」と答えると、「あ、ほんとだ。今見えました。すみません、目がズームになってませんでした」と笑わせる。いやあ、便利だろうなあ、本当に目がズームにできたら。

今日は料金チャージ無し。