「左へ曲がります、ご注意下さい、ピポピポーン」
これがずーーーっと鳴り続けるannoyanceを経験したことがおありか。
曲がる直前に鳴らしてくれと思うが、運転手はもうこれ、聞こえなくなってるんだろうな。ガキの叫び声に慣れて聞こえなくなる母親と同じで。
中島義道氏のように戦うエネルギーも無い(「うるさい日本の私」で、氏は自宅前を通る「さおだけ売り」のトラックを追いかけ、仕事の邪魔になるのでルート変更を運転手に頼み、ルート変更により出るかもしれない損失分ということで1万円を渡した、と書いてあったと記憶する。何年も前に読んだから詳細は忘れた)。
車の通り過ぎる音など、無機質な音は慣れると聞こえなくなることが多いが、こういう注意を喚起するためのものは聞こえなくなっては困るので、わざとああいうannoyingな高周波数の声にしているのか。
ま、こういう甲高い声は、you hear it everywhereだが。