テレビが以前より頻繁にぶちぶち切れるようになったので、いいかげん注文しようかと電器店に行った。これまでも価格.comでリサーチしたり、出掛けるたびに店に寄って、どんなもんかなと実物を見たりしていたのだが、なんだか色々ありすぎて面倒だったので見るだけで買わなかった。この間など、売り場をウロウロしていたら、「お伺いしましょうか」と女が寄ってきたので、「液晶はブラウン管みたいにモノラルとかステレオとか区別はないんですよね。全部音声多重ですよね。」と質問したら、「えっとー、うーんとー」と考え込み、「ちょっと待ってください」と去っていってしまうという、全然使えない時間浪費店員だったので、買う気が失せてしまった。
今日は日曜日で、客も店員も多かった。14インチの小さいテレビでかまわないと思っているので、ブラウン管ならステレオでも2万円代で十分買えるが、そのデカさに躊躇してしまう。やっぱり液晶にしようかなと思いつつ、じろじろと商品を見ていると「ご購入をお考えですか」と若い男が寄ってくる。今日は必ず買うつもりでいたので、避けずに「ええ」と返事をする。「ブラウン管に2万ほど足していただければ、液晶をお買い求めいただけます。」とやはり液晶を勧める。ブラウン管の寿命が10年なら、液晶はその倍は持つと言う。倒して液晶を壊さなきゃでしょ、と思ったがだまっていた。6年後にデジタル放送に変更されるが、そのチューナーが内蔵してあると10万を越してしまうが、あとで外付けで買っても7万くらいしちゃうんですよ、と説明する店員。でも、mildly depressed and suicidal by defaultな私は、6年後になんて生きてるかどうかわかんないし、と思うわけで、「別にチューナーはなくていいです」と伝える。となると、シャープのAQUOSの13インチがお勧めだという。液晶はシャープが強いそうな。それは以前テレビで聞いたことがある。13インチだとちょっと小さいかなあ、と思ったが、14インチと比較してもそう変わらないし、15インチとなると6万円台になってしまう。テレビなんかにそんな額は払いたくない。Samsungなら5万円代であったが、他と比べると画質がギジギジ。DVDをよく見る私は、画質と音質がある程度良いのが欲しい。どうせ6畳の部屋で見るんだし、ちっちゃくてもいいかと13インチに決定。
支払いの手続きをした後、なぜかNTTの0033(だったかな。安くなるやつ)の申し込みを勧める店員。私はこういう、来店目的外のことをくどくどと説明されることを好まない。テレビを買いに来たのに電話代のことなどに興味はない。この店員、ときどき妙なものの言い方をする男で、「たとえば、大阪ってところに電話をすると」と言う。大阪を知らない日本人はまずおるまい。テレビの説明のときも、「こちらは東芝っていうメーカーで」と言っていたので、口癖なのかもしれない。「これはテレビっていう機械なんですか」と聞いてやればよかった。