Peace

健康に関してにわか医者が多くて鬱陶しいことこの上ない。
掲示板や情報交換の場というのは、「きっとXXだから○○はよくないはず。専門家ではありませんが。」の類のコメントが絶対にある。本人は自分の意見として書いたつもりでも、読む人の中には「XXだから○○はよくないのか」と断定し、それを結論として理解してしまう人がいる。で、わけのわからないものが流行ったり、間違った知識が当然のように受け入れられたりする。

矯正における抜歯・非抜歯についてもそう思う。健康な歯を抜くなんて、と抵抗を感じるのは理解できる。でも「抜歯は悪」と初めから決め付けているのはどうなの。まともな医者なら初めからなんでもかんでも抜いてしまえと思っているわけではないことが、医者のサイトを見ればよくわかる。抜かなくて済む症例であるのであれば、非抜歯で行うのではないか。患者側の「抜きたくない」という気持ちにつけこんで非抜歯を売り込む営業主義の医者と、医学的根拠から非抜歯で矯正治療を行う医者との見極めをちゃんとせねば。

掲示板などで、「医者に聞けば」と言いたくなるような話が延々と続いていることが見られる。患者の立場からの意見として価値のある類のものはともかく、治療は各自違うのだから、「私はこうだったから、きっとこうですよ」という無責任極まりない憶測を書き込む人が世の中にはいるということをよーく理解して利用せねば。

憶測でものを言うヤツは嫌いだ。